どーも、スルメです。
去年くらいからずっと目を付けていたゲーム『Maneater(マンイーター)』をクリアしたので、さっそくレビューしたいと思います。
まず結論から書きますと
想像以上にしっかりゲームとして成り立ってた!
最初はね、完全にバカゲーだと思っていたんですよ。確かにバカゲー要素はふんだんに詰まっていますが、ゲームとしてかなり完成させてきているなと。
しかもPS4版は日本語字幕に対応しているので、しっかりとゲームシステムやストーリーを理解することも出来るハズ!まぁ、一部ふざけた翻訳があるんだけど…
これ完全日本語版を出さないのがもったいないくらいですね。グロいからか?と思ったんですが、規制必要なレベルのグロさじゃない気がする。
今回はそんな「マンイーター」の不満点なども交えながら、感想書いていきたいと思います!
そもそも「Maneater」ってどんなゲーム?
一言でいえば、
サメを操って人や海洋生物を喰らいつくすゲームである!!
プレイすれば気分はまるで『ジョーズ』、最近だとジェイソン・ステイサムとバトったメガロドン!海でバカンスを過ごしている人々を襲うゲームなのだ!
この逃げ惑う人々を驚かしながらバクバクいくのが、何とも快感…!
ただやり過ぎるとGTAよろしく、警察(ハンター)たちがやってきて銃をぶっ放してくるので要注意!!
その他にも最強生物のサメに立ち向かってくる海洋生物たちとのバトルも必見!
シャチからクジラまで実際に観たら身震いするような巨大生物も登場するぞ!
ゲームシステムとサメの相性の良さ
復讐を基本としたストーリー
正直おまけ程度のストーリーなのですが、一応は「母を殺したハンターに復讐する」といった大きな目的があります。
ストーリーの語り方は基本ドキュメンタリー番組風で、サメが何かする度にナレーションが。
サメや海洋生物について真面目なのか、ふざけているのか分からない解説が挟み込まれるのですが、これが本作を格段に面白くしている気がします。
この解説を聞くためにキチンと日本語にローカライズして欲しいと思うのだけども。日本語吹き替えでナレーション入れるなら、田口トモロヲさんでお願いします。
後で書きますが、翻訳がなかなか酷い部分がありますからね。

成長要素がある!
ただ最強のサメを操るだけだと思ったら大間違い!
本作にはRPGのような成長要素が存在し、最初は子供だったサメが大人へと成長していく様を見られるゲームなのです。
レベルも存在しており、海の生物や人間を食べることで徐々にレベルも上がっていき、身体も大きくなります。
この「食べる=レベルアップ」というシステムがめちゃくちゃサメらしくて。
最初はカメとかナマズくらいしか食べられなかった子サメが、成長するとワニやシャチ、他のサメまで食べられるようになっていきます。
生物ごとに手に入れられる栄養素も変わりまして、それによってボディや背びれなどを強化することも。
ただ、強化しすぎると次第にサメを通り越して化け物・モンスターになっていきますが…w
オープンワールド!
本作はオープンワールドを採用しています。
しかもそのほとんどが水の中!海が舞台だった『ゼルダの伝説 風のタクト』とは違って、海中がメインになります。
ここまで自由に泳げるオープンワールドは初めてだったんじゃないだろうか。そりゃサメが主人公なんだから当然なんだけどさ。
えー、「海」と一言でいっても様々なシチュエーションがありますね。
人間たちが暮らす場所に近い湾だったり、深度によっても様変わりしますが、本作にはさらに淡水地域もあったりして。
サメなのに淡水で生きられるのかという疑問が浮かびますが、オオメジロザメは淡水でも生息できるようで。そんな裏話気にならなくほど進化しちゃうんですがw
ユニークハンターたち
人間を襲いすぎていると、ハンターに狙われ始めます。
最初はただのザコ敵が現れるのですが、警戒レベルが上がると凄腕のハンターがやってきます。
それぞれ名前のついているユニークな奴らで、倒すと特別な強化が貰えたりも。ひたすら人を襲い、ハンターを倒し、レベルを上げるというシステムが構築されています。
これ人間側からしたら完全に恐怖でしかないんだけどねw だって電気を放つ新種のサメが突撃してくるんだからさ。
成長させると微妙に瞬間移動できたりするし、もう何の生物と戦っているか分からなくなっちゃいますね。
ゲームに感じた不満点
基本的には面白いゲームで間違いないのですが、やっぱり不満に目を行くことがあるモノで。
パッと思いつくのは
- 日本語翻訳の雑さ
- 激しくプレイすると酔う
- シャチが強すぎる
- 水面と水中の移動がメンドクサイ
って感じですかね。細かい部分を見ていけばもっとあるような。

翻訳のひどさ
プレイした方は分かるかと思うのですが、とりあえず翻訳がおかしい!
それもまた良い味出していると言えばそれまで何ですが、まぁ普通にローカライズして欲しいかな。
酷かった翻訳の例をあげると、
- ヨット→世っと
- シャチ→オクラ
- アザラシ→密閉
などなど。
アザラシを密閉と表現したのはマジで笑いましたw だって「密閉」って名前の何かが回遊しているからね。
他にもFワードを連発しているメイン悪役が突然敬語になったり、ナレーションの字幕が不自然だったりと気になり過ぎる部分が多々ありました。
海外版なのに日本語字幕があるっていうだけでも嬉しいんですけどね。
ストーリーもシステムも理解できるレベルの翻訳ではあるので、プレイに支障は来さないレベルです。
普通に酔うんだよね
海洋生物と戦う時は問題ないのですが、人やハンターと戦う時は水面と水中を行ったり来たりします。
さらにカメラもグルグル回して、船の上にジャンプしてと縦横にめちゃくちゃ動かす必要が出てくるんですね。
これがもう・・・めっちゃ酔う…!
私は元々酔いやすいタイプではないけど、3時間ほどプレイしているとさすがに…。
技術的な問題か、私のPS4のパワー不足かは分かりませんが、微妙にカクつくことも要因の一つかと。

シャチ(オクラ)が強すぎる
シャチが強すぎる
どう頑張っても勝てなかった。勝ったからクリアしたのですが、あれは心折れましたね。
オクラとかネバネバしそうな名前なだけに、しつこく引っ付いてくるから回復もままならないし。結局はヒット&アウェイを繰り返して勝利しました。
これはダクソ並みの難しさだったと思うよ。
水面と水中の移動について
海中の敵と戦う時、浅瀬のところでは水面近くで戦うことが多いんですね。
そうすると身体が水面に触れただけで浮上しちゃうので、敵の姿を見失ってしまいます。下手したら下からチクチク攻撃されることもあり得る。
ボタン一つで潜航できるものの、一つのバトルで何度も繰り返すとさすがに辛いです。特に大物と戦っている時は。
ハンターとのバトルでも海中から狙ってくる「ハンターダイバー」なる不届き者がいるため、水面と水中を移動しなきゃならない。
先ほども書いた酔いの原因でもありますよね。
超個人的な要望を吐き出す
オンラインモードが欲しい!絶対面白いから!
大きいフィールドを用意してですね、みんな子サメからスタートするんですよ。
それで本編以上に成長のスピードを早くして、海洋生物を喰いまわって、サメ(プレイヤー)同士の共食いもして。
最後に生き残ったプレイヤーの勝利!という最近流行りのバトルロイヤル形式のオンラインはどうでしょう?
大人になったサメは強いけど、子サメの方が小回りが利くようにして逃げやすくしたりとか。
サメ一人の、ハンター4人でデッドバイ形式でも面白そうですね。リアル『ジョーズ』になりそうで映画ファンにはたまらない!
まとめ
私けっこうダイビングが好きで、年数回は潜りに行くのですが、潜航した時の海のグラフィックなんかは相当作り込んでいたと思います。
何十mか潜ったことがある人なら感動するはず。
ただ海の底が嫌いな人って結構いるじゃないですか?このゲームかなり深くまで潜って、巨大生物も泳いでいるんで受け付けない人はいるかもしれません。
苦手意識もなくて、海も好きって人には強くおすすめできるゲームでした!あとグロ耐性も必要かも。
私なんかは同時期に購入した『ゼノブレイド』を完全に放置してのめり込んでしまいましたw そろそろガウル平原に戻らなければ。
以上!!!